良い夫婦とは?夫婦円満&仲良し夫婦に共通する17のポイント

夫婦円満とは、喧嘩や隠し事がなくいつも笑顔で夫婦の関係が満ち足りている事を指します。
幸せのカタチが多様化している昨今、あえて結婚しないカップルも増えています。
そんな中、結婚というカタチを選び晴れて夫婦になるカップルが、その後もいい夫婦として関係を維持していくにはどんな努力が必要なのでしょうか。

せっかくの縁で夫婦になったなら、ずっと仲良くできる限り一緒に人生を歩みたいですよね。


ここでは、夫婦円満でなくなってしまう理由と共に、結婚した後も夫婦円満を維持するカップルに共通するポイントなどについてご紹介します。


そもそも夫婦円満な良い夫婦とはどんな関係性?

結婚すると、恋人関係の頃とは違って生活を一緒にするのでお互いの嫌な部分が見えてしまったり、喧嘩が増えたりすれ違ってしまうという夫婦も増えてきます。
一方で、そうでない夫婦もいます。
夫婦円満な良い夫婦とはどんな関係性なのでしょうか。

感謝を伝えあえる

相手が何かしてくれた時に、「ありがとう」という言葉であったり、仕事から帰ってきたら「お疲れ様」など、お互いに感謝の言葉を伝えあえる事が大切です。
長く一緒に生活をしているとつい感謝の気持ちを忘れがちですが、日ごろからコミュニケーションを増やし思いやりを持って生活する事が夫婦円満になるために大切なポイントです。

何でも相談し合える・話し合える

何かを決める時などに事後報告ではなく、事前に何でも相談し合える・話し合える関係性であると喧嘩や隠し事もなくなるでしょう。
どんな些細な事でもきちんと相談したり話し合えるようであれば、コミュニケーションがきちんと取れている事になり良い関係性が築けます。

お互いが自立している

自立とはいつでも一人で生きていける状態の事。
精神的にも金銭的にも、お互いに依存しなければ対等な関係が築けます。
自分の人生と相手の人生を混同しない事が大事です。

お互いが信頼しあっている

パートナーは何があっても自分の最大の味方であるという安心感は、とても大きな支えです。
信頼は積み重ねていくと深い絆に変わっていきます。
絆があれば、困難な事があってもその都度乗り越えられるものです。

お互いの価値観を認め意見を尊重できる

夫婦であってもお互いの価値観や意見は違うものです。
慣れ親しんだ間柄だと、つい「絶対にこうでなきゃダメ」と自分の考えを強く押しつけてしまいがちです。
そうするとどちらかが我慢する事になり、不満が溜まっていきます。
夫婦円満の為には相手の意見も受け入れつつ、どのようにすれば良いのかきちんと話し合う事が大切です。

◎「お互い信頼し合い尊重している」「愛情表現や感謝の言葉を大切にしている」などができている家庭は、良い夫婦関係が築けているのでしょう。
一緒にいてお互いに幸せを感じていられる事が夫婦円満にとって大事な事ですね。

夫婦円満でない家庭にはどんな理由がある?

結婚当初は仲が良かった2人でも、一緒に生活をしていくと、次第に家庭内での会話がなくなったり何かをきっかけに不仲になってしまう事があります。
外では仲の良い夫婦に見えても、実は仮面夫婦といったケースも多くあります。
ここでは、夫婦円満ではなくなってしまったと考えられる理由をご紹介します。
自分の家庭がどうなのかチェックしてみましょう。

コミュニケーションが不足している

生活する上で最も大切であるコミュニケーションが不足したりなくなったりすると、夫婦円満ではなくなってしまいます。
生活リズムの相違から、食事をする時間がバラバラだったり顔を合わせる時間が殆ど無かったりする家庭もあります。
会話をする時間がなくなればなくなるほど、距離があいてしまいます。

思いやりや感謝の言葉がなくなる

相手への思いやりや、やってもらって当然という態度で感謝の言葉がなくなると段々と相手への気持ちが冷めてきます。
一緒に生活をしていく中で、思いやりが感じられないと「大切にされている」という感覚がなくなってしまうので、当然夫婦仲もどんどん冷めていきます。

愛情表現がなくなる

結婚当初はラブラブであっても、子供ができたり、2人の時間がなくなってくると愛情表現はどんどんなくなっていきいます。
手を繋いだりハグをする事もなくなっていきますので、段々と愛情が薄れ距離ができていきます。

家事や育児がどちらかに任せっきりになっている

家事や育児がどちらか一方に任せっきりになり、負担が増えてくると不満が溜まり夫婦円満でなくなってきてしまいます。
特に育児に関しては2人の子供であるはずなのに、どうしても女性側の負担が多くなります。
結婚当初や子供が生まれたばかりの頃は協力してくれていたかもしれませんが、時間が経つにつれその気持ちが忘れられがちです。
家事や育児はいくら頑張っても誰も褒めてくれず、かつ無償なため、協力してくれないと不安が溜まり夫婦仲が悪くなっていきます。

価値観や考え方の違いが顕著になってきた

人それぞれ価値観や考え方の違いがあるのは当たり前です。
しかし、結婚生活が長くなればなるほど、自分の意見を主張しやすくなってくるため、一方的に価値観や考え方を押し付けて喧嘩の原因になってしまう事も。
今まではお互いの価値観を受け入れてきたかもしれませんが、受け入れきれない決定的な価値観のズレが生じてしまった場合、相手への愛情が一気に冷め夫婦円満ではなくなってしまいます。

◎このような原因から夫婦の擦すれ違いが長期化すると、どちらかが不倫をしてしまったり最悪離婚に発展してしまうケースもあります。
まずは、相手を思いやりコミュニケーションを取るようにする事、生活リズムの見直しから始めてみましょう。
2人で食事に行ってみたり、外に出かけてみたりして家以外での時間を過ごしてみるのもおすすめです。

夫婦円満でいられる17のポイント

続いて 夫婦円満でいられるポイントをお伝えしていきます。
もし今現在、夫婦仲が上手くいっていない・・と感じる方は参考にしてみて下さいね。

1.相手を異性として見る

結婚して数年もすると、恋人は家族になります。
ドキドキすることも少なくなるもの。
それでもお互いに相手を異性として見られれば、同性の友達関係のようにはなりません。

2.相手を名前で呼ぶ

子供がいる家庭だと、パパやママとお互いを呼ぶ夫婦も多いもの。
子供の親である前にひとりの個人として接するためには、名前を呼び合うのが手軽にできる方法です。

3.相手を尊敬する

自分にない部分を補い合うのが夫婦の醍醐味でもあります。
一緒に暮らすパートナーに尊敬できる部分があれば、敬意を持って接する事ができ、家庭が円満にまわります。
どちらかに尊敬がなくなってしまったり、下に見るようになってしまうと夫婦関係は上手くいかなくなります。

4.毎日会話をして意見を伝え合う

不満があるのに我慢して自分の意見を抑えてしまうと、ストレスの原因ともなります。
喧嘩をしないのがいい夫婦ではありません。
「言わなくても分かって欲しい」はありません。
お互いの違う意見を伝えあい、受け入れてすり合わせていけるのがいい夫婦への近道です。

5.嘘や隠し事はしない

相手を信頼してこそ成り立つ結婚生活。
そこに嘘や隠し事があると、どうしても信頼関係がほころびてきます。
プライバシーを全てさらけ出す必要はありませんが、常に正直に堂々と接したいものです。

6.自分の機嫌は自分でとる

嫌なことがあっても自分で消化できる方法を見つけられると、いつも上機嫌でいられます。
実は大人にとって一番大事なことかもしれません。
不機嫌な人の様子を伺うのはとても面倒なものです。
それが大事な人であっても度重なれば嫌気がさしてしまいます。

7.食事を一緒にとる

1日のうち夫婦揃って過ごせる時間は、食事をとる時間位という人も多いのではないでしょうか。
睡眠と働く時間で1日の2/3は占められます。
朝や夜など、美味しいものを一緒に食べる時間はとても重要です。
共働き夫婦であれば、食事の時間位しかゆっくり会話ができないというケースもあるでしょう。
休日には一緒に料理したり、少し高めのお店で外食してみるというのもおすすめです。

8.必ず挨拶をする

おはよう、おやすみ、行ってきますなど、当たり前のようでできていない人が多い挨拶。
親しき仲にも礼儀ありです。
何か悪いことをしたら素直に謝るのも大切です。

9.愛や感謝を伝える

愛しているよ、好きだよ、いつもありがとう、など言葉にして相手に伝えましょう。
思っているだけでは何も伝わりません。
「ご飯を作ってくれてありがとう」「仕事をしてくれてありがとう」など相手にちゃんと伝えられれば夫婦円満でいられます。
言わなくても分かるというのは幻想です。

10.浮気はしない

浮気をしていい事は何もありません。
相手を失いたくないなら、自分がされたら嫌な事はしないように心がけましょう。

11.一緒のベッドで寝る

喧嘩をしても同じベッドで眠れば、嫌でも相手に向き合わざるを得ません。
気まずいとつい距離を取りがちですが、相手の寝息を感じれば、言いすぎたななどと反省する事もできます。

12.スキンシップをとる

欧米ではハグやキスなどは日常茶飯事ですが、日本では恥ずかしがってしない人も多いですよね。
手を繋いだり、腕を組んだりするだけでもぐっと親密度は上がります。
体の距離は心の距離も縮める事ができます。
子供ができると、「恥ずかしい」「気持ち悪い」と言った感情が出てくる事もあるかもしれませんが、相手に愛を伝えられる簡単な方法ですので、なるべくスキンシップを取るようにしましょう。

13.誕生日や記念日を大切にする

お互いの誕生日や、結婚記念日など節目のお祝いは忘れないようにしましょう。
大切な日を一緒にお祝いできるのは家族ならではですよね。
普段中々伝えられない感謝の言葉を伝えられる日でもあります。
プレゼントや手紙を用意するなど、特別な日をきちんと大切にする事が夫婦円満を長く続けられるポイントになります。

14.夫婦2人の時間を作る

結婚して子供が生まれると、2人で出かける機会はぐっと減ります。
その結果、相手を思いやる事が減ってしまったり、コミュニケーション不足になってしまいます。
子供がいると中々難しいかもしれませんが、ほんの少しランチやお茶にいくだけでも構いません。
外で2人で楽しい時間を過ごしたり、コミュニケーションを取る事で、家では見られない良い一面も見つけられる事ができ、ドキドキ感を感じたりお互いが大切な存在だと実感する事ができるかもしれません。

15.期待し過ぎない

相手に期待するからこそ、裏切られた時の失望感は大きくなってしまいますので、あまり相手に求めすぎない事が大切です。
特に家事において、「洗い物をしておいてくれるかも」「お風呂を洗っておいてくれるかも」などと思っていてもしてくれないとイライラしてしまいますよね。
ですので、やってくれるという事は期待せずにいるか、してもらいたい事があればきちんと伝えるようにしましょう。

16.干渉や束縛はしない

夫婦円満を続けていくためにはお互いの1人の時間も大切です。
干渉したり束縛すると、相手は窮屈に感じてしまいます。
相手を信用しある程度は放置し好きなように過ごさせてあげるのが夫婦円満の秘訣です。

17.お互いの実家を大切にする

結婚後に関わりが増えるのが、相手の実家や親せきとの付き合いです。
自分の実家には良くしているのに、相手の実家に関しては無関心であったり、文句や悪口を言うなどの行為はNGです。
それぞれの実家との付き合いや距離感は同じようにするなど、結婚した段階で夫婦で話し合っておいても良いかもしれませんね。

まとめ

結婚はゴールではなくスタート。
いつまでも夫婦仲良く、円満でいるためにはコミュニケーションと思いやりを持ち続ける事が大切になります。
これはどちらか片方だけが意識する事ではなく、お互いの努力が不可欠です。
いい夫婦の関係を維持するのはとても大変ですが、その分積み重なっていく信頼と絆は、かけがえのない財産になるでしょう。

writer:stcii