旦那が安月給で辛い!結婚生活に必要な月収・年収の最低ラインはどの位?

お金が全てではありませんが、旦那さんが安月給で生活がカツカツだと気持ちに余裕がなくなりますよね。
給料がもう少し良ければ…と感じている人は少なくありません。

特に、近年の物価上昇の影響で家計が苦しくなっていませんか。
最低限の生活はできていても、季節ごとのイベントや、病気や事故などで大きな出費が必要となる事もあります。

家事と育児が忙しくてパートができない…という人も多いと思いますが、ぎりぎりの生活で毎月の貯蓄もままならないとなると、いざという時に困ってしまう事になりかねません。

そこで今回は、安月給だと辛い事、結婚生活に必要な月収・年収、旦那が安月給でも生活をより良くするためにできる事などについてご紹介します。



旦那が安月給だと何が辛い?

夫が安月給で辛い思いをずっと我慢しているのはよくありません。
それでは、夫が安月給だと何が辛いのでしょうか。1つずつ解説しましょう。

 ①常に生活の心配をしてしまう
 ②好きなものが買えない・買ってあげられない
 ③些細な事でイライラしてしまう
 ④人に相談しにくい

 ⑤貯金ができない
 ⑥自分も働かなければならない

常に生活の心配をしてしまう

生活がカツカツだと、「来月の家賃は大丈夫かな…」などと生活の心配が常に頭の中にあります。
光熱費や食費を節約しなければならないため、スーパーで割引されている商品ばかり選んだり、夜に買い物に行ったりする事も。
心配事が常に頭の中にあるという状況は、非常に辛いでしょう。
お金がないという状況は、生活だけでなく精神面も追い詰められてしまいます。

欲しい物が買えない・買ってあげられない

季節が変わると、つい新しい洋服やかばん・靴などが欲しくなったりしますよね。
また、子供がいるとどこかに出かけた際におもちゃをおねだりされる事は日常茶飯事です。
しかし、収入が少なく毎月ギリギリの額で生活していると中々気軽にお金を使う事ができません。
気がつけば、いつも同じ服を着ていたり、おもちゃを欲しがる子供を我慢させてしまったりしていて、息抜きやストレスの発散さえもできない状態になってしまいます。

些細な事でイライラしてしまう

毎月の給料が少なく、生活に余裕がない状況だと旦那に対して些細な事でもムカついてしまいます。
給料が少ない中、節約しながら料理をしたり家事をしているのに、旦那が靴を揃えない・出した物を片付けない・何も手伝ってくれないなど、協力的でないと1つ1つは小さな事でもイラッとしてしまいます。

人に相談しにくい

旦那が安月給だという事は、気軽に話しにくい話題です。
本当は、家計のやりくりや節約方法などを相談したくても中々できません。
できる限り、誰かにもわからないうちに問題を解決したいですよね。
そのため、1人で抱え込んでしまうという状況になりやすいのです。

貯金ができない

将来のマイホームや老後、子供の習い事や塾のために毎月少しづつでも貯金をしたいところですが、給料が少ないと生活費で全てなくなってしまうため、貯金ができません。
毎月の生活費が足りなくなってしまった時や、何かあった時に使える貯金がないととても不安ですよね。

自分も働かなければならない

働く事が苦でなければ問題ないですが、家事育児をしながら仕事をするのは意外と大変です。
子供が大きくなってくれば問題ありませんが、小さいうちは保育園を探したり家にいても何かと手がかかります。
育児に専念したいと思っても、毎月の給料では生活ができないとどうしても自分も働かざるを得なくなります。


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年齢別の男性の平均月収・平均年収


ここでは、国税庁の民間調査実態を参考に、日本の男性の平均年収や平均月収をお伝えしていきます。
学歴や地域・会社の規模によっても変わりますのであくまで平均値としてご確認頂ければと思います。
※平均月収に関しては税金などを差し引いた手取り金額となります

自身の旦那さんの給与と比べていかがでしょうか。

< 日本の平均年収>

全体458万円
男性563万円
女性314万円

国税庁令和4年分民間給与実態統計調査参照



日本の男性の年齢別平均月収

20〜24歳21万5,400円
25〜29歳25万3,300円
30〜34歳29万500円
35〜39歳32万7000円
40〜44歳35万7,600円
45〜49歳38万2,800円
50〜54歳41万2,100円

国税庁令和4年分民間給与実態統計調査参照


日本の男性の年齢別平均年収

20〜24歳287万円
25〜29歳404万円
30〜34歳472万円
35〜39歳533万円
40〜44歳584万円
45〜49歳630万円
50〜54歳664万円

国税庁令和3年分民間給与実態統計調査参照



子育て世代となる30代〜40代の平均月収は約29万〜38万円
年収は約472万〜630万円となっています。
40〜50代になるとキャリアを積み役職につく事も多くなりますので、月収も年収も上がってきますが、60代になると定年を迎える方も増えるため段々平均給与も下がってきます。

結婚相手の年収はどれ位が理想?


婚活をする上で女性が最も重要視する1つにあげられるのが男性の経済力・年収です。
当然ですが結婚して安定的な生活を送る事や、子育てをする上で男性の収入は重要になります。

婚活サービスを展開するIBJによる調査の結果、年収500万円以上から男性へのお見合いの申し込みが増える事が分かりました。
一般的なボーダーラインは年収500万円程のようですが、モテ年収とも言われる希望年収は800万円程になるようです。

前述したように年齢別の平均年収は以下のようになっています。

年齢別の男性の平均年収

25~29歳404万円
30~34歳472万円
35~39歳533万円



結婚適齢期である20代後半~30代前半の男性の平均年収は、404~472万円となっており現実は500万円に届かない人も多くいるのが分かります。

年収1000万円を超えるのは経営者であったり、医者や弁護士、金融系専門職(投資関連)、大手マスコミ関連などほんの一部の男性となるでしょう。

一般的なボーダーラインと言われる希望年収の500万円や、モテ年収とも言われる希望年収の800万円はやはり高望みになるでしょう。

結婚生活を送る上で最低の月収・年収ラインはどの位?


1ヶ月に必要な生活費がどれ位なのかは、子どもの有無や住んでいる場所、持ち家か賃貸かなどによって異なりますので、旦那さんの給料が低いと感じるレベルには人それぞれ違いがあるでしょう。

旦那さんの給料がどの位あれば余裕を持って生活できるのでしょうか。
総務省の「令和4年家計調査報告・平均結果の概要」を元に、単身と二人以上の世帯の消費支出を項目別にご紹介していきます。
※住居費は持ち家の人が相当数含まれているため低くなっています。


単身世帯の消費支出例


平均的な消費支出16万1,753円
食料4万3,276円
住居2万3,322円



2人以上世帯の消費支出例


平均的な消費支出29万865円
食料8万1,888円
住居1万8,652円
光熱・水道2万4,524円


その他の具体的な支出例


1日用品
2衣料品
3保険
4医療
5交通
6通信
7教育
8娯楽
9その他

などがあります。



つまり手取り額が30万円ある場合、単身世帯であれば17万円程余裕があるため貯蓄などにまわせますが、2人世帯以上の場合はほぼ手元に残らない状態である事がわかります。
世帯人数にもよりますが、共働きであれば、旦那さんのお給料が手取りで20〜30万円あれば生活していけるという夫婦が多いのではないでしょうか。

年収にすると、少し余裕を持って最低でも300万〜450万(月収×12+賞与1ヶ月分×2で計算した場合)は欲しいところです。

また、家計管理をしっかりとして、上手くやりくりすれば、高年収ではなくても貯蓄にまわせたり幸せな結婚生活を送る事はできるでしょう。
ライフプランについて考えたり、結婚後にどれ位お金が必要なのかの知識を深める事で、満足のいく結婚生活を叶えるために必要な世帯収入の目安を知る事ができます。

将来に関して、漠然とした不安を抱える方は、ライフプランとお金について夫婦で話し合ってしっかり考えてみましょう。

給料が安くても生活をより良くするためにできる事

それでは、旦那さんのお給料が安くても生活をより良くするためにできる事には何があるでしょうか。
解説していきましょう。

 ①現金を使わずポイントを貯める
 ポイ活をしてみる
 家計簿をつけ家計を見直す
 ④仕事を始めたり副業を活用する
 ⑤無料のイベントに行く


現金を使わずポイントを貯める

節約術の代表的な存在である「ポイント」。
日常生活において、なるべく現金は使わずキャッシュレス決済をおすすめします。
行きつけのスーパーやドラッグストアを決めておいて、ポイント増量の曜日にまとめて買いに行ったり、年会費無料のクレジットカードを作成してカード払いを行ったりするなど工夫してポイントを活用していきましょう。

また決まった店舗でなくても、楽天ポイントやdポイント・楽天Pay・PayPay・PONTAポイントなどは、スーパーや飲食店などどんな店舗の買い物でも貯められる事が多いのでかなりお得です。
現金ではなく、クレジットカードやアプリで支払いをすると気づかないうちに意外とポイントが溜まっています。
しかし、ポイントのために買い物をするようになっては本末転倒なので、無理のない範囲でポイントを貯めるようにしましょう。


ポイ活をしてみる

コツコツ貯めれば、年間で○万円と手にするのも夢じゃない「ポイ活」。
パートをしたいけど家事や育児が忙しくて中々できないという人は、ポイ活をしてみるのも良いかもしれません。
ポイ活とは、「様々な方法でポイントを貯める」「ポイントを貯めてお得に生活する」などの意味があり、誰でもすぐにでき、好きな時間にできるため、忙しい主婦が少しお小遣いを貯めるのにぴったりの方法です!
アンケートに応えたりゲームをするものや、動画を見るもの、またモニターや座談会に参加すればより多くのポイントがもらえる事もあります。


またどのサイト(アプリ)でも、貯めたポイントは、楽天ポイントやPayPayポイント、Tポイント、ギフトカードなどに交換するか銀行口座に振り込みにする方法などがあります。
普段の買い物などで使えたり、貯蓄する事も可能です。
一方で、ポイントは金額が低いため、中々貯まりにくかったり、サイトによっては信用できないところもあるので、選ぶのであればメジャーであったり口コミが良いポイントサイトを選ぶようにしましょう。
根気よくコツコツ貯める事ができる人でないと難しいかもしれません。


家計簿をつけ家計を見直す

家計簿をつけると、一ヶ月に何にどの位使ったかが分かります。
そのため、お金の使い方の傾向の把握や節約すべき項目の洗い出しができます。
電気代や通信費、外食費や娯楽費、衣類などなど無駄な出費があれば減らすようにしていきましょう。
定期的に家計簿を確認しお金の使い方を見直せば、日々の節約を意識できるようになったり貯金できるようになったり、するでしょう。
家計簿をつける事で無駄使いをやめるという抑制の効果もあります。

仕事を始めたり副業を活用する

もし専業主婦であれば、仕事を始めるのも良いでしょう。
また、現代では、フリマアプリやクラウドソーシングサイトなど、個人が手軽に副業できる時代になりました。
クラウドソーシングとは、インターネット上で企業があらゆる人を対象に仕事を発注するアウトソーシングの1つです。
仕事上のやり取りほぼネット上でできるため、直接クライアントとユーザーが顔を合わせる必要がありません。
在宅ワークには色々な種類がありますが、このクラウドソーシングは比較的簡単に取り組め、月5万円を目標に稼ぐ主婦は沢山います。
PCとインターネット環が繋がる境さえあれば、空いた時間に好きな場所で仕事ができます。

また、ブログを書いて収入を得るブロガーや、Youtubeで動画を配信して広告収入を得るなどインターネットを利用したインターネットビジネスを副業として行っている人もいます。

その他にも

1データ入力
2WEBデザイナー
3WEBライター
4アフェリエイト
5試験の採点
6ハンドメイド販売


など主婦ができる仕事は多数あります。
様々なサービスを活用して副収入を得るというのも1つの方法でしょう。


無料のイベントに出かける

家族で出かけたいと思っても、お金がかかるので躊躇してしまう人がいるのではないでしょうか。
探してみると、意外と無料の家族向けイベントがあります。
無料のイベントを活用してお出かけしましょう。
こうしたイベントでは、無料で商品サンプルなどを配布していることがありますので、家でも活用できますよ。

まとめ

住んでいる地域や子どもの有無など、それぞれの過程によって生活費は大きく異なります。
そのため、旦那さんの給料が低いと感じる金額に関しても人それぞれ違うと思いますが、給料が低いと感じると生活を工夫したり将来的な心配事も増え精神的にも余裕がなくなってしまいます。

しかし、旦那さんの給料が安い場合、すぐに上げる事は難しいでしょう。
自分たち家族が幸せになれる生活の仕方を考えることが1番大切な事です。
毎月の支出をしっかり把握し、家計を見直したり、共働きをしたりすれば、ゆとりのある生活を送れます。
他の人との比較はやめて、どうしたらより良い生活ができるのか?という考え方を忘れないようにして幸せな生活を送るようにして下さいね。