好かれると気持ちが離れる「蛙化現象」の原因6つと対処法・克服方法を解説!

好きな男性が自分の事を好きになったと分かった途端、気持ちが悪くなる。
両思いになった途端に気持ちが冷めてしまう。
このような現象を蛙化現象と言います。


・好きな人が私の事を好きになるはずがない
・両想いになった途端生理的に受け付けなくなる


という経験をした事はありませんか?
それまで自分が好きだったにもかかわらず、サッと冷めてしまうととまどいますよね。

そこで今回は、蛙化現象が起こる原因やなりやすい人の特徴6つ、蛙化現象の対処法・克服方法についてご紹介していきます。



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蛙化現象とは?


蛙化現象とは、前述したように、好意を持つ相手が自分に対して好意を持っていると分かると、なぜかその相手に嫌悪感を抱いてしまったり、相手のささいな言動が気になり気持ちが急速に冷めてしまう現象の事を言います。
どちらかというと女性に多くみられる傾向にありますが、男性でもこの蛙化現象に陥ってしまう方もいます。
まずは、蛙化現象の呼び方の由来や原因、実際に行われた研究についてご紹介します。

蛙化現象の名前の由来は?

「蛙化現象」はグリム童話「かえるの王子様」が由来です。
童話では、魔法で蛙の姿にされてしまった王子様が、王女と過ごすうちにだんだん魔法が溶けて蛙に戻ってしまうというお話です。
蛙化現象はこの逆。
素敵だと思っていた人(王子様)が突然、気持ち悪い蛙になってしまったかのように感じ、生理的に受け付けなくなります。
そのため、蛙化現象に陥ってしまっている人は、好きになってもらった瞬間に「なんか違う」「気持ち悪い」と感じてしまうのです。
好きな人から告白されても断ってしまったり、付き合ってもすぐに別れてしまったりします。




蛙化現象あるある!な場面や行動

中学生位から20代半ばの「Z世代」の間でよく使われている「蛙化現象」という言葉。
以前は、両思いになると冷めるという意味で使われていたようですが、最近では相手のささいな言動や行動で「思っていた人と違う」と感じ冷めてしまう時に使う事が多いようです。
しかし、実際はどんな時に使われるのかいまいちピンとこない・・というのが正直なところではないでしょうか。
そこで蛙化してしまう相手の行動をご紹介していきます。


【蛙化現象する例】

 ・店員への横暴な態度
 ・人を見下すような発言
 ・マナーが悪い
 ・平気で嘘をつく
 ・人をけなす
 ・食べ方が汚い
 ・洋服がダサい
 ・ナルシスト
 ・ケチ
 ・わがまま
 ・束縛や嫉妬が激しい
 ・ネガティブ思考


などなど。。
相手に求めていたイメージとのギャップや行動によって蛙化を感じる人が多いようです。

蛙化現象の研究ってどんなもの?

心理学では以下のように定義されています。
”ある男性に対し自分がい峰的に好意を持っていると女性が理解している状況で、実はその男性も自分に対し好意を持っている事が女性にとって明らかになると、それがきっかけとなって、その女性がその男性に対して生理的な嫌悪感を持つようになる現象”
(引用元:日本心理学大会発表論文集68巻、「女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象」より)

実際に、こちらの研究では調査した女子大生のうち、約7割の人が蛙化現象を体験した事があるとの結果が出ました。
“原因としてあげられる7つの説を尋ねたところ、蛙化現象の経験者は「虚構崩壊説」(理想的に見えていた偶像としての相手が、告白してくる事でただの男性に成り下がり、魅力が失われ失望する)の支持者が最も多かった。”
「自分の事を好きになる人に魅力を感じない」事が要因の一つとしてあげられるようです。

蛙化現象の具体的な症状

蛙化現象に関してお伝えしましたが、具体的にどんな特徴や心理なのを解説します。
当てはまるものがあるかチェックしてみて下さいね。

 ①両思いになった瞬間に冷める
 ②コミュニケーションを取るのが嫌になる
 ③スキンシップが嫌になる
 ④相手から逃げたくなる
 ⑤生理的に受け付けなくなる


両思いになった瞬間に冷める

これはまだ付き合う前の段階です。
せっかく好きな人と両想いになれたのに、何故か相手に思われると気持ち悪くなってしまうのです。
追いかけている間は、まだ手に入っていないので勝手にこちら側が思っているだけで現実味も薄かったものの、いざ手に入ると存在がリアルになり、自信が無くなったり本当は好きではなかったのかもと感じてしまい蛙化現象が起きてしまうのです。

コミュニケーションを取るのが嫌になる

挨拶や会話など相手とコミュニケーションを取る事が嫌になります。
目線を合わせる事すら嫌にな離、顔を見られなくなる事もあります。
とにかく気持ち悪い、関わりたくないという思いが先立ってしまうのです。
想像するだけでも、鳥肌が立ったり拒絶反応が起きてしまうなど、相手とのあらゆるコミュニケーションに抵抗を感じるようになるのです。

スキンシップが嫌になる

蛙化現象は、気持ちの拒絶だけでなく体の接触にも表れます。
手を繋ぐ・キス・ハグ・性行為など肌が触れる行為自体が無理になります。
酷い時には、ぶつかってしまっただけだったり軽く肌が触れただけであっても拒絶反応がでます。
近づくだけでも気持ち悪くなってしまいます。
今までは平気だったのに、キスを迫られた・体を求められたというタイミングから、蛙化現象の症状が見られるようになる人もいます。
相手を拒む事になってしまうので、相手は傷ついたり上手くいかなくなり別れる事となってしまうでしょう。

相手から逃げたくなる

前述したよう、コミュニケーションやスキンシップを取る事が無理になるため、一緒にいると苦痛を感じます。
蛙化現象は「好きな人や恋人の事を気持ち悪く感じる」という事が特徴なので、一緒にいられなくなり、逃げたくなると感じる人もいます。

生理的に受け付けなくなる

相手の事が気持ち悪くなってしまうのですから、当然生理的に無理という感覚になります。
蛙化現象のもう1つの特徴として、「生身の異性」を感じるとより気持ち悪くなるというものがあります。
人によってはLINEや電話も無理というケースはありますが、顔を合わせなければ大丈夫という人もいます。
生理的に受け付けなくなると、肌の毛穴や汚さ、匂い、汗、唾液なども気になるようになってしまいます。
この状態が酷くなると、コミュニケーションやスキンシップの拒否だけでなく、一緒の部屋で寝たり、一緒にご飯を食べたり、一緒に出かけたりする事すら無理になります。


蛙化現象が起こる原因やなりやすい人の特徴


蛙化現象が起こる原因やなりやすい人にはいくつかの特徴や要因があります。
相手への嫌悪や理想とのギャップ、自身の自信欠如など人それぞれ異りますが、主な6つの原因をご紹介していきます。

 ①理想とのギャップ
 ②相手への嫌悪感
 ③愛される事への抵抗
 ④自分に自信がない

 ⑤恋愛依存
 ⑥恋愛にマイナスなイメージがある

理想とのギャップ

思っていた人と違ったなど、その人の好きじゃない部分やネガティブな面を見てしまい気持ちが冷めてしまいます。
一目惚れだったり恋に恋をしていたという場合に多く、外見から好きになってしまったため、その人の内面を知らず、深い関係になって初めて知り「やっぱり違った」という思いになってしまいます。
相手の事をまだあまり知らない段階で、心の距離が急接近し戸惑ってしまったり、相手が好きになってくれた途端にそこまで好きではなかったと気づき冷めてしまいます。

相手への嫌悪感

その人を好きだと思っていても、性的な対象で見られることに抵抗がある場合も蛙化現象になりやすいです。
片思いだけの時とは違い、両思いになると関係性も変わってきます。
男女の関係になる事自体が受け入れられられず、男性の性欲に嫌悪感を感じ気持ち悪いと感じてしまう女性もいるでしょう。

愛される事への抵抗

後ほど説明しますが、蛙化現象を起こす人は、基本的に自分に自信がなく自分の事が好きでない人が多いです。
そのため、こんな私を愛する人がいるなんて信じられない。なんで私の事なんて好きなんだろう。と思ってしまいます。
その結果、せっかく好きになってもらえたり相手から距離感を縮められても、相手の愛情を受け入れられず、拒絶してしまいます。
仲良くなった相手から積極的にアプローチされると、なんだか気持ち悪く感じてしまいまうのです。
精神的に自立していて自分で自分を満たす事ができる人に多いタイプですが、捨てられたトラウマを抱えている人もいます。

自分に自信がない

自己肯定感が低く自分に自信がないという人は、最も蛙化現象になりやすい傾向にあります。
自分が好きだと思っている人と両思いになったり、相手から大切にされると急に拒否感を抱いてしまいます。
なぜ自分の事を好きになってくれたのかが全く分からず冷めてしまうのです。
相手を価値が高い人と捉えている事が多いため、恋愛相手に本心をさらけ出して嫌われるのが怖い、自分で愛情表現する事で引かれたらどうしようなど「怖さ」を抱いています。
なので、無意識に自分を守ろうとし、嫌われる前に距離を取ろうとしてしまいます。

恋愛依存

恋愛に刺激を求める恋愛依存タイプの人も蛙化現象を起こしやすいです。
それまで自分が好きだと思っていても、相手からアプローチが始まったり、お付き合いが始まった瞬間に相手への興味を失い冷めてしまいます。
常に恋愛をしていたく、自分の承認欲求を恋愛で満たそうとする事が特徴でモテる人に多く当てはまります。
そのため、自分より優れている人やハイスペックな相手と恋愛し「自分は凄い」と自尊心を満たしたいと感じています。
恋愛で相手に注目される事でしか刺激が得られないため、心のどこかで虚しさや寂しさを感じており恋愛が終わると承認欲求を満たしてくれる人がいなくなるため落ち込んでしまいます。

恋愛にマイナスなイメージがある

自分が気になり追いかけているのは楽しいと感じるけれど、いざ手に入りそうになったり相手からのアプローチが始まるといつかくる「恋愛すると不安になる」といった感情に抵抗を感じ自ら引いてしまうタイプです。
相手から連絡が来なくて不安になる→相手から連絡がくると嬉しくて舞い上がる→また連絡が来ず不安になってしまうというタイプなので、恋愛をする事で常に不安定で心をかき乱されがちです。
また、付き合い始めて関係が安定してきて、マメに連絡をくれたり優しさや好意を見せられると、いつか離れられてしまうのではないだろうか、自分が追いかけていた時に感じたドキドキも無くなってきたと思い、自ら冷めてしまおうと思ってしまうのです。

完璧主義

プライドが高く、努力家で自分にも相手にも厳しいタイプの人も蛙化現象になりやすいです。
自分は、努力したり自分を一生懸命高めようとする事が当然なので、相手にも完璧を求め、少しでもそのような部分が感じられないとすぐに冷めてしまいます。
例えば、自分の外見や内面全てにおいて完璧でいたいと思っているため、恋愛でも相手に完璧である事を求めます。

相手の身なりや性格にも自分の理想でである事を求めるので、外見に気を使っていなかったり、価値観の違いや尊敬できない考え方や欠点に対して「許せない」という感情が湧いてきてしまい一気に気持ちが冷めてしまいます。



蛙化現象の対処法・克服方法


蛙化現象を起こしてしまう人は、自分自身の変化に戸惑ったり、自責の念を抱いたりしてしまう事があるでしょう。
周りに話してもあまり理解してもらえず、どうしたら良いのか分からない、治し方を知りたいという人もいると思います。
ここでは、蛙化現象への対処法や克服方法をご紹介していきます。

 ①自分に自信を持つ
 ②好きな人に理想を持ちすぎない
 ③色々な事に興味を持つ
 ④柔軟な考えを持つ
 ⑤嫌いになってしまう自分を責めない


自分に自信を持つ

前述したように蛙化現象を起こしてしまう殆どの人が、自己肯定感が低い・自分を否定してしまうという特徴があります。
まずは、自分がそうである事を自認すると同時に、自分が人から好かれる人であるという自信を持つ事から始めましょう。
このような人は、恋愛関係になると「相手が上で自分が下」と捉えている事が多いようですが、恋愛で上も下もありません。
「自分にも良いところがある」と認め、「自分の方が下」という考えをなくしましょう。
自分の良いところを書き出してみるのも良いでしょう。
相手が好きになってくれたという事は良いところがあるからです。
自分の事を大切にできれば、安心して相手と信頼できる関係が築けるでしょう。
「好き」という気持ちを伝えるなど、勇気を持って行動を変える事で相手との関係も深まるかもしれません。
不安な事があれば相手に素直に伝え、ゆっくりと信頼関係を深めていくと良いでしょう。

好きな人を理想化しすぎない

好きな人に欠点のない完璧さを求めてはいけません。
蛙化現象を起こす殆どの人が、「こうしてくれたら良いな」など理想ばかりを押し付け、その通りにならないと「違った」と幻滅したり落ち込んだりします。
あなたが好きになった人も同じ人間。
価値観も人それぞれ違えば、良いところも悪いところもあります。
理想はあくまで理想であるという事を受け入れて、現実を見る事が大切です。
完璧じゃないからこの人じゃない、ダメな部分が受け入れられないという考えだと一生一人のままです。
完璧じゃない部分も受け入れ愛せるようになりましょう。

色々な事に興味を持つ

前述したように、蛙化現象を起こしやすい人は、恋愛にマイナスなイメージを持っていたり、完璧を求めていたり、承認欲求を満たしてくれる手段になっている人も多い傾向にあるため、仕事や趣味などに興味をむけてみるのも良いでしょう。
つい目の前の恋愛で頭がいっぱいになってしまったり、やりたい事があっても「自分にはできない」と諦めてしまう事も多いのではないでしょうか。
自分が本来やりたい仕事や趣味などにチャレンジしてみる事で、色々な人と出会えたり、幅広い視野を持つ事ができ流ようになったりすれば、承認欲求や自分のコンプレックスが解消され、心も安定し良い恋愛ができるようになるでしょう。

嫌いになってしまう自分を責めない

せっかく好きになってくれた人を嫌いになるなんて、と罪悪感を覚える人もいるのではないでしょうか。
しかし、自分を責めれば辛くなるだけです。
変化を1回素直に受け止めると、気が楽になるのではないでしょうか。



まとめ

いかがでしたか?
せっかく両想いになったのに嫌いになってしまうのは辛いですよね。

片思いはしても、中々付き合える人に出会えない・交際に発展しないと悩む女性は沢山います。
しかし実はあなたが拒絶をしていた・・という可能性も大です。

愛される資格があなたにはありますし、好きになる人を選ぶ権利もあります。
まずは自分を好きになり受け入れないと、自分の事を好きになってくれた相手の事を好きにはなれません。
自分に自信を持って、好きになってくれた男性を受け入れるだけで、恋愛が楽しくなります。

今回ご紹介した内容が全ての人に当てはまるわけではありませんが、蛙化現象かも!と感じた方は上記の対処法を実行してみて下さいね。